老舗豆腐処”株式会社くすむら”との産学連携プロジェクト 近大農学部発「Spicy Beans Curry」を学生食堂で販売

2019-11-29 16:30

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、(株)くすむら(愛知県名古屋市)との産学連携により、「Spicy Beans Curry(スパイスビーンズカレー)」を企画・開発しました。令和元年(2019年)12月2日(月)から、近畿大学農学部学生食堂にて販売を開始します。

【本件のポイント】
●老舗豆腐処 株式会社くすむらの「おからペースト」を使用し、廃棄食材を活用した産学連携によるカレーを開発
●農学部食品栄養学科の学生が、商品の企画・開発を担当
●ダイエット志向の学生や教職員に優しい農学部ならではのエッセンスを盛り込んだメニューを提案

【本件の内容】
日本国内では、豆腐を製造する際に年間約70万tのおからが排出されており、その多くが産業廃棄物として処理され、問題となっています。一方、株式会社くすむらは大正3年創業の老舗豆腐処であり、高い企業理念のもと産業廃棄物であるおからの活用方法を模索する中で、「おからペースト」を開発し、旨味を残したおからを製造しています。平成29年(2017年)から「おからペースト」を活かした商品を開発すべく、株式会社くすむらと近畿大学農学部食品栄養学科給食経営管理学研究室(担当:准教授 冨田 圭子、助手 安岡 美総)が産学連携によるメニュー開発を進めてまいりました。
「Spicy Beans Curry」は、野菜、豆、きのこ類を多く使用し、「おからペースト」と独自配合によるスパイスを効果的に用いることで、小麦粉、動物性食品(コンソメ以外)、乳製品を使用していないにもかかわらず、美味しいカレーを実現しました。更に、これらの配合により低カロリー、低糖質、低脂肪、高食物繊維および減塩(塩分2g)に加え、アレルギーにも配慮することができました。日本人は、1年間に平均約73回ものカレーを食し、週に1回以上は何らかの形でカレーを食べているとの報告もみられます。一方で、カレーは一般的に塩分が多く、高カロリーのため、本メニューは、カレー好きの日本人の健康対策にも有用であると考えられます。

【開催概要】
日時:令和元年(2019年)12月2日(月)~販売開始
   12:10~13:00(昼休み)
   1日につき20食程度を提供(売り切れ次第終了)
場所:近畿大学農学部(奈良キャンパス)
   (〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
対象:近畿大学農学部 学生および教職員

【商品の概要】
商品名 :近大農学部カレー「Spicy Beans Curry」
販売価格:400円(税込)
     ごはんをこんにゃくライスに変更 +50円

【株式会社くすむらについて】
創  業:1914年(大正3年)
本  社:愛知県名古屋市東区橦木町3-79
代  表:柘植 一憲
事業内容:豆腐製品の製造・卸・販売および新製品の開発 豆腐料理の専門店経営
ホームページ:https://kusumura.co.jp/

【関連リンク】
農学部 食品栄養学科 准教授 冨田 圭子(トミタ ケイコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1059-tomita-keiko.html

Spicy Beans Curry(スパイスビーンズカレー)
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