近畿大学附属和歌山中学校2年生が体験学習を実施 大学施設での実習を通して、地元の特産品について学ぶ

近畿大学附属和歌山中学校(和歌山県和歌山市)では、平成28年(2016年)3月18日(金)、中学2年生155人が近畿大学附属湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)で体験学習を実施します。

【本件のポイント】
●江戸時代から伝わる柑橘類を収集している農場で、和歌山の柑橘に関する文化等を学ぶ
●早くから近畿大学の研究に触れ、取り組みを知ることで、愛校心や帰属意識を高める
●収穫等の体験学習を通して、自然科学への興味・関心の向上を図る

【本件の概要】
近畿大学附属湯浅農場では、柑橘類の栽培や機能性成分に関する研究、新品種育成などについて研究を行っています。農場内には、紀伊国屋文左衛門ゆかりの紀州蜜柑など江戸時代から伝わる柑橘を約140品種も収集・保存している柑橘遺伝資源保存園があります。

近畿大学附属和歌山中学校では、自然科学への興味・関心の向上と愛校心の醸成を目的とした総合的な学習の時間の一環として、2年生を対象に初めて湯浅農場での体験学習を実施します。

■日時:平成28年(2016年)3月18日(金)10:00~12:00
■場所:近畿大学附属湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町湯浅2355-2)
■対象:中学2年生全員(計155人/男子77人・女子78人)
■講師:近畿大学附属湯浅農場 教授 文室政彦
■内容:講義「農場の概要」※男女交代20分
    場内見学(梅林・みかん園・近大マンゴーの栽培ハウス)
    柑橘類の収穫体験(柑橘遺伝資源保存園)

【講師紹介】
■氏  名:文室 政彦(ふむろ まさひこ)
■所  属:近畿大学附属湯浅農場 教授
■学  位:農学博士
■専  門:果樹園芸学
■研究内容:
マンゴーとドラゴンフルーツの栽培と品種改良、マンゴー果実の日持ち性を高める貯蔵方法や音響振動法による果実熟度の評価

【近畿大学附属農場湯浅農場について】
近畿大学附属湯浅農場は、昭和27年(1952年)に開設以来、柑橘類の栽培、機能性成分の探索と有効利用の研究、熱帯果樹類、特に、マンゴーの栽培技術の開発や新品種育成を進めています。現在、約200品種の柑橘類を遺伝資源として保存しており、その内、紀伊国屋文左衛門ゆかりと言われる紀州蜜柑など、わが国に江戸時代から伝わる柑橘の品種を主とする約140種類の柑橘類については、平成27年(2015年)1月22日に開園した「柑橘遺伝資源保存園」で、一般の方々も見学していただくことができます。

また、湯浅農場で栽培された温州みかんやマンゴーは、それぞれ「近大みかん」、「近大マンゴー」の愛称で親しまれています。教育活動を目的にセミナーハウスが設置され、本学農学部生・生物理工学部生の農場実習や研究室のゼミ・研修等にも利用されています。

【関連リンク】
近畿大学 附属農場 文室 政彦
http://www.kindai.ac.jp/meikan/150-fumuro-masahiko.html

近大みかんの収穫(農場実習にて)
近大みかんの収穫(農場実習にて)

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