学生がブロックチェーンを活用した事前決済サービスを開発 昼食時の混雑緩和を目指し、学内のカフェで実証実験開始
近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和元年(2019年)11月18日(月)から22日(金)まで、「ブロックチェーン研究プロジェクト」の一環として、学生が開発した事前決済サービスを学内のカフェに試験導入します。約30人のモニター学生がサービスを利用し、学生の利便性向上、昼休みの混雑緩和や、カフェスタッフの負担軽減について確認する実証実験を行います。
【本件のポイント】
●ブロックチェーン技術を使った事前決済サービスを学生が開発
●ブロックチェーンを使用したサービスを提供する株式会社Opening Lineが学生の技術サポート
●文理融合のプロジェクトチームで活動することで、様々な学生が集い、共に学び成長する
【本件の内容】
近畿大学アカデミックシアターでは知のイノベーションを引き起こすことを目的として、建物内のACTルームにおいて様々なプロジェクトを展開しています。
「ブロックチェーン研究プロジェクト」では、学生と企業が連携して、データの改ざんが不可能であるなどのブロックチェーンの特性を生かしたサービスの開発を目指しています。
学生らは「昼休み中にキャンパス内のカフェや食堂にて行列が発生する」という課題を解決するために、「MOAP(Moblie Order And Pay)」というWEBサービスを開発しました。本サービスは、飲食店において、事前注文と事前決済をすることができます。ユーザーはWEBページで注文と支払いを行い、商品の準備が完了すると店舗からスマートフォンに通知が届き、列に並ばずに商品の受け取りが可能です。ブロックチェーンを活用しているため、注文の間違いや改ざんが起こらず、将来的に仮想通貨を含めて様々な決済サービスが利用できる可能性があります。
また、近畿大学では、令和元年(2019年)9月にオープンした次世代型新食堂「DNS POWER CAFE」「THE CHARGING PIT&DINER」において、支払いの大半をキャッシュレス決済とし、スマートフォンアプリからの事前オーダーを導入しています。今回のブロックチェーンを活用した、新たな事前オーダー・決済システムを検証し、今後の学生サービスの向上につなげていきたいと考えています。
今回、実証実験として、約30人の学生を募り、5日間、アカデミックシアター内にある「CNN Café」で本サービスを利用してもらいます。実験用にポイントを配布し、ポイントを利用して商品を購入することができます。これによって昼休みの混雑がどう変化するのか、利用者側のメリットや店側のメリットなどについて検証します。
【開催概要】
実験期間:令和元年(2019年)11月18日(月)~11月22日(金)12:00~13:00
学生がユーザーとなり、実際に「MOAP」を使用して注文と決済を行います。
場 所:近畿大学東大阪キャンパス ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対 象:学生(30人程度)
【株式会社Opening Lineについて】
Opening Lineは、ブロックチェーン技術を利用したサービスやアプリの開発に特化したテックカンパニーです。金融業界にとどまらずさまざまな業界へ向け、ブロックチェーンの「改ざんできない」「誰でも検証できる」などの特性を活かしたサービスの提案や開発を展開しております。また、NEMおよびmijin技術の普及活動にも力をいれており、技術者向けのハンズオンセミナーや講演などの活動も積極的に行っております。
社 名:株式会社Opening Line
本店所在地:東京都中央区日本橋3丁目2番14号 新槇町ビル別館第1
代表取締役:佐々木 亮一
設 立:平成29年(2017年)4月12日
資本金 :500万円(平成30年(2018年)6月末現在)
事業内容 :ソフトウェアの企画・開発・販売