「いこまこども園」園児に食育イベントを実施 「さつまいもの苗植え」と「淡水魚展」を体験・見学

近畿大学農学部(奈良県奈良市)では、平成30年(2018年)6月7日(木)に奈良県生駒市にある「いこまこども園」の園児約60人を招き、学生がさつまいも苗植えと淡水魚展見学の体験学習をサポートします。

【本件のポイント】
●「いこまこども園」の園児が農学部キャンパスで体験学習
●農学部のものづくり村での「さつまいもの苗植え」、「淡水魚展」の見学を通じ、園児が食・農作物・魚に親しむ機会を提供
●体験学習のサポートにより、農学部食品栄養学科の学生が食育について実践的に学ぶ

【本件の概要】
近畿大学農学部食品栄養学科准教授 川西 正子を中心とする栄養教育学研究室では、認定子ども園「いこまこども園」(奈良県生駒市 社会福祉法人宝山寺福祉事業団、米田惠美子園長、園児数250人)と協力し、園児の食育活動のサポートを通じて食育プログラムの開発・研究を行っています。なお、本学は平成28年(2016年)4月に生駒市と包括連携協定を結び、地域創生等の取り組みを推進しています。
今回その一環として、栄養教育学研究室所属の学生(4年生8人)のサポートにより、「いこまこども園」の園児(5歳児クラス約60人)が、教育用圃場(ものづくり村)での「さつまいもの苗植え」を行います。また、水産実理研究会(農学部学生サークル)主催の淡水魚展の見学を中心とした体験・見学学習を行います。
園児によって植えられた苗から育ったさつまいもは、秋に園児たちの手により収穫され、こども園にて「焼き芋会」がおこなわれます。その際にはサポートした学生がこども園を訪問し、一緒に「焼き芋会」を楽しむ予定です。

■日時:平成30年(2018年)6月7日(木)
    9:30~11:00 2クラスに分かれて見学・体験を実施
■場所:近畿大学奈良キャンパス
    (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス10分)
■対象:いこまこども園園児(5歳児クラス60人)

【食育について】
現代の子ども達の食生活における問題として、「日本の食(地域の多様性・食文化)」の喪失、食の外部化、食生活リズムの崩壊などが挙げられており、肥満、生活習慣病(メタボリックシンドローム)、子どもの「こ食(孤食・子食・個食)」、家庭の団らんの欠如などにつながっていると言われています。平成17年に食育基本法が施行され、現在、第3次食育推進基本計画に沿った国民運動が展開されています。
食育基本法では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」と位置付けています。また、食育では、「様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得する」ことが重要であるとされており、幼児期からの様々な食に関する体験学習が子ども達の「生きる力」を培います。

【関連リンク】
農学部食品栄養学科 准教授 川西 正子(カワニシ マサコ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1057-kawanishi-masako.html

昨年の体験学習の様子
昨年の体験学習の様子

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