「吉野の桜募金運動」を実施 「一目千本」を守るため2年生児童代表が「吉野の桜を守る会」に贈呈

学校法人近畿大学

近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)では、毎年吉野の自然を守るための「吉野の桜募金運動」を実施してきました。今年は、平成29年(2017年)5月9日(火)、10日(水)に正門前にて募金活動を実施します。
集まった募金は、5月17日(水)~19日(金)の日程で2年生児童124人が参加する宿泊学習「吉野学舎」の開舎式の際に、児童代表が「吉野の桜を守る会」に贈呈します。

【本件のポイント】
●「吉野学舎」で訪れる吉野の桜を守るための社会貢献活動
●募金活動を行うことで、協力し合うことの大切さや集めたお金の重要さ、助け合う人の心の温かさを学ぶ
●「吉野学舎」閉舎式で桜の木の植樹を行い、桜を守る意識を高める

【「吉野の桜募金活動」の概要】
■日  時:平成29年(2017年)5月9日(火)及び10日(水)各日8:00~8:30
      ※5月17日(水)「吉野学舎」開舎式にて、「吉野の桜を守る会」に贈呈
      ※5月19日(金)「吉野学舎」閉舎式にて、桜の植樹を実施
■場  所:近畿大学附属小学校 正門前(奈良市あやめ池北1-33-3)
      (近鉄奈良線「菖蒲池(近畿大学附属小学校・幼稚園前)」駅下車すぐ)
■参加者 :社会委員会(高学年の児童)および2年生児童 各日約15人(予定)
■目  的:多くの方に勢力が衰えつつある吉野山の桜の実情を知ってもらい、吉野山の桜の保護・育成につなげる。募金活動を行うことで、子どもたちが協力し合うことの大切さや集めたお金の重要さ、助け合う人の心の温かさを学ぶ。
■昨年実績:募金額 90,320円

【「吉野学舎」の概要】
近畿大学附属小学校では教育活動の一つとして、昭和31年(1956年)から奈良県吉野町で宿泊学習「吉野学舎」を実施しています。大自然の中で歴史を学び、集団生活の中で食事作法や規律正しい生活習慣を身につける機会として行われてきました。毎年、「吉野学舎」の開舎式で「吉野の桜を守る会」に募金を贈呈し、閉舎式にて、桜の植樹を実施しています。

■日  時:平成29年(2017年)5月17日(水)~19日(金)
■場  所:旅館「竹林院群芳園」(奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2142)
      (近鉄吉野線「吉野」駅下車)
■参加者 :(今年度)2年生児童 124人
■目  的:大自然の中で活動することで、心を清らかにし、自分をふり返る機会とする。紙すき体験や、吉野の木材を使った箸づくり体験を通して、伝統文化に関心を持ち、その技や心に触れる。また、集団生活をとおして食事作法や規律正しい生活習慣を身につけるとともに、保護者の方への感謝の気持ちを育む。
■募金贈呈:17日 13:00(予定)
■桜植樹 :19日 13:00(予定)

【本件の背景】
「吉野学舎」を実施する吉野山では、近年、コケや菌類の繁殖などによって一部で桜の勢力が衰えてきていることが問題になっています。そこで、桜の保護・育成を図るため、地元団体「保勝会」(昨年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞)などが中心となって、平成20年(2008年)に「吉野の桜を守る会」が設立されました。
本校では、毎年素晴らしい学習の機会を与えてくれる吉野町への感謝の気持ちを込めて、委員会活動の一つとして美しい吉野の自然、一目千本の桜を守るための「吉野の桜募金活動」を実施しており、今年で9回目となります。

正門前での募金の様子(昨年度)