自然に「バストアップ」するには、太るしか方法はありませんか?

南クリニック

「太ったら胸が大きくなった!」という話を聞いて「手術しないで自然にバストアップするには太るしかないのかもしれない」と考える方は多いものです。

しかし、体重を増やせばバストは必ず大きくなるものなのでしょうか。解説していきます。

太っても必ずバストアップできるとは限らない

ふくよかな女性の豊かなバストラインを見て「バストアップするには太るしかない」と思う方は昔から少なくありません。

一般的には3kg~5kg程度体重が増えれば全体のボディラインが丸みを帯びてくるため、必然的に胸にもある程度は影響が出ますし、実際、太ったことでバストアップした方は大勢いらっしゃいます。

だからこそ、「何キロ太ればベスト?」「何を食べればいい?」といった話が飛び交うのですが、太れば誰でも都合よく胸に脂肪がつき、胸だけ太らせることができるのでしょうか。

これに対する答えは、「バストが小ぶりなふくよか女性」を見ればわかります。つまり、太ったからといって理想通りにバストアップできるとは限らないのです。

それではバストアップするには何を、どうすればよいのでしょう。

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バストアップするには乳腺を発達させて脂肪を増やす必要がある

バストは乳腺と呼ばれる母乳を作る組織と脂肪で成り立っており、割合は乳腺1割、脂肪9割です。

脂肪の方が多いのは、母乳を分泌する乳腺を多量の脂肪で守る必要があるからで、乳腺が発達すると脂肪も増えます。そのため、バストアップするには乳腺を発達させて脂肪を増やせばよいのであって、太ることはバストアップへの近道ではないのです。

「乳腺を発達させる」といってもなかなかイメージできないかもしれませんが、実は女性であれば誰でも乳腺が急速に発達する時期を経験しています。

それは10代前半~後半の成長期。この時期は女性としての体を急ピッチで作り上げている最中で、乳腺が非常に発達して脂肪も増え、バストがふくらみ始めます。

ところが、成長期を過ぎてしまった後で、この頃のような著しいバストの成長を見られる機会はほとんどありません。

バストアップが難しくなる原因は成長因子の不足

成長期を過ぎた後のバストアップが難しいのは、乳腺を発達させるために必要な「成長因子」が不足しているからです。

成長因子とは?

成長因子とは、体の成長や回復のための細胞分裂を促進させるたんぱく質の一種です。体が成熟する20代以降は急激に減少してしまいますが、それまでは女性らしい体を作る源である女性ホルモンと作用し合って乳腺を発達させ、脂肪を増やす手助けをしてくれます。

成長因子がなければ女性ホルモンが上手く作用しない

確かに女性ホルモンは「女性らしい体を作る源」ではありますが、女性ホルモン単独ではバストをふくらませることはできません。

バストアップは女性ホルモンと成長因子が一緒になることで初めて実現できるのです。

したがって、すでに成長因子が減っている20代後半以降の年齢であれば、女性ホルモンが足りていても自力で乳腺を発達させるのは難しくなります。

また、更年期世代に差し掛かる年代であれば成長因子が足りないだけでなく、女性ホルモンの分泌量も減り始めるため、バストアップへのハードルは一層高くなるでしょう。

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成長期のバストの成長を再現する「成長再生豊胸」とは?

減ってしまった成長因子は今後も加齢とともに減少していくため増えることはありません。しかし、外部から成長因子を補充する場合は話が別です。

成長因子でバストを育てる成長再生豊胸

最近注目されている「成長再生豊胸」という豊胸術をご存知でしょうか。

成長再生豊胸とは、成長因子を注射で補充することで成長期の体の状態を再現し、バストが成長するように促す豊胸術です。

本来、体が成長しきってしまえば成長因子は減り、それ以上のバストアップは期待できませんが、成長再生豊胸のように外部から成長因子を補充すれば、無理に太らずとも自然にバストアップできます。

成長再生豊胸は自然で柔らかいバストが半永久的に保てる豊胸術

成長再生豊胸は自分のバストを成長させて大きくする豊胸術であるため、見た目も触り心地も自然です。また、注射のみの豊胸術なのでダウンタイムもほぼありませんし、少しずつ大きくなっていくため豊胸したことが周囲に知られにくいというメリットもあります。

「自然にバストアップしたい。だけどそのためだけに太ることも、切ったり縫ったりの手術を受けるのも嫌」

成長再生豊胸はこのようなジレンマを抱えた方に注目されている豊胸術であり、これからバストアップを目指す場合は選択肢の一つとして検討してみるのも手です。

まとめ

・ある程度体重を増やせばバストアップできる可能性はあるが、確実ではない

・バストアップには女性ホルモンと成長因子が作用し合って乳腺を発達させ、脂肪を増やす必要がある

・成長因子は加齢とともに減るため、成人してからバストを成長させるのは難しい

・成長因子を補充して自分のバストを育てる成長再生豊胸なら自然にバストアップできる

・成長再生豊胸はバストアップのために無理に太ったり、手術を受けたりしたくない人には適している

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南クリニック 院長:南晴洋

京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。

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